【Xserver VPS】10分でできる!Valheimマルチサーバーの立て方を紹介!

Valheimサーバーを立てたいけれど、「パソコン性能が悪い」「サーバー知識がない」など色々な問題で立てられない方がいらっしゃると思います。

今回はそんな方のために、レンタルサーバー「Xserver VPS」を使って、Valheimサーバーの立て方を誰でも分かりやすく紹介していきます!
この記事では、「Xserver VPS」でValheimのマルチプレイサーバーの立て方を分かりやすく紹介していきます。
Xserver VPSは誰でも簡単にValheimサーバーを立てられるようにテンプレートが用意されていて、初心者の方でもこの記事の手順をマネするだけで、今すぐサーバーを立てることができます。
この記事を書いた人

揚げたてのポテト
- 20代ブロガー
- ゲームサーバー運用歴10年以上
- 見やすく、分かりやすくを心掛けて書いています。
Valheimとは
既にValheimをプレイしていて当記事に来られた方が大半だと思いますが、念のため「Valheim」について簡単に紹介したいと思います。

「Valheim」とは、北欧神話とバイキング文化をモチーフに、死後の世界に住んで神話の怪物たちと戦う世界観のオープンワールド型サバイバル&探索ゲームとなっています。
このゲームでは、シングルプレイの他に複数人で遊べるマルチプレイがあります。
マルチプレイでは、1~10人以上の人数で協力プレイが可能です。友達や仲間と一緒にワイワイしながらサバイバルするのもValheimでの楽しみの1つだと思います。
サーバーとは
さて、Valheimでマルチプレイをするためには一緒に遊ぶ場所(サーバー)を用意する必要があります。


好きなように遊べるのはいいけどパソコン操作が苦手だし、スペック不足だなと思った方もいらっしゃると思います。
そこで、筆者がおすすめしたいのはレンタルサーバーである「Xserver VPS」でValheimの専用サーバーを立てましょう!
レンタルサーバーはパソコンスペックや難しいパソコン知識は必要なく使えるのでとても便利です!
今回紹介する「Xserver VPS」について徹底解説しています!
Xserver VPSについて何も知らないよ!という方は以前、Xserver VPSについて詳しく紹介しているので以下の記事をご覧ください。

Valheimサーバーを立てよう
それでは早速、Xserver VPSでValheimサーバーを立てたいところですが、Xserver VPSを利用するには、まずXserverアカウントの作成が必要です。
既にXserverアカウントをお持ちの方はXserver VPSの公式サイトから「ログイン」して、次のステップをご覧ください。
アカウント登録は必須項目に必要な情報を入力していきます。
メールアドレスとパスワードはXserver VPSにログインする際に必ず使用するので忘れずにメモで残しましょう。

アカウント情報に入力できたら「利用規約と個人情報の取り扱いについて」をご覧になった上で、「チェック」を付けて、「次に進む」をクリックします。

登録したメールアドレスにXserverアカウントよりメールが届いています。
メールを開き、記載されている「認証コード」の数字6桁をお申込みフォームの「確認コード」に入力します。

メールに記載された「認証コード」の数字6桁をを入力してください。
入力できたら「次に進む」をクリックします。

先程入力したアカウント登録情報が表示されます。
内容を確認して間違いがないようなら一番下の「SMS・電話認証へ進む」をクリックしてください。

次に本人確認を行うために、電話番号を入力してSMS認証または電話認証を行う必要があります。

電話番号を入力してメッセージ(SMS認証)もしくは音声通話(電話認証)をクリックします。
入力できたら「認証コードを取得する」をクリックしてください。
認証方法 | 説明 |
---|---|
SMS認証【おすすめ】 | スマホ等に認証コードのメッセージが届き入力するだけ |
音声通話認証(電話認証) | 電話に出る必要があり、認証コードが分かるまで時間が掛かる |
スマホ等のメッセージに「認証コード」が届くので、申し込みフォームに認証コードを入力して「認証してサーバー申し込みに進む」をクリックしてください。


これでXserver VPSのアカウント作成は完了です!
Xserver VPSでValheimサーバーを立てよう
Xserver VPSのアカウント作成後、もしくはログインするとサーバーのお申し込みページに移動します。
ここからValheimサーバーの性能(スペック)となるサーバープランを選んでいきます。

VPSではなく「ゲームサーバーのお申し込み」を選択してください。
VPSを選んでしまうとValheimサーバーを立てられないのでご注意ください。
当記事ではValheimサーバーを立てるのに最低でメモリ4GB、快適に遊ぶならメモリ8GB以上を推奨しています。
2~4人程度の人数であれば4GBプランでも動作することを確認できましたが、若干カクつきが感じられました。

大人数は最低でも8GBプラン、お金に余裕があれば16GBプランは欲しいと思いました。
サーバーの契約期間を「1ヶ月・12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月」から選択します。
12ヶ月以上まとめて購入すると、1ヶ月あたりの料金が安くなる、割引キャンペーンが適用されるのでおトクに使うこともできます。
割引キャンペーン 6月15日(木)まで | 4GBプラン | 8GBプラン | 16GBプラン |
---|---|---|---|
1ヶ月 | 2,200円/月 割引なし | 4,400円/月 割引なし | 9,750円/月 割引なし |
12ヶ月 | 1,620円/月 | 3,239円/月 | 7,019円/月 |
24ヶ月 | 1,487円/月 | 2,889円/月 | 6,375円/月 |
36ヶ月 | 1,359円/月 | 2,560円/月 | 5,759円/月 |
例:4GBプラン(月額料金2,200円)
12ヶ月適用した場合
12ヶ月適用しない場合

サーバープランを選択できたら次はイメージタイプ「Valheim」を選択してください。
次にrootパスワードの設定になります。
rootパスワードは、サーバーを管理する時に必要になるので入力したrootパスワードは必ずメモしましょう。
半角英字、半角数字、半角記号から2種類以上を含んだ9文字以上70文字以内で入力する。
上記の入力が完了したら、Xserver VPS利用規約をご覧になった上で「Xserver VPS利用規約に同意する」にチェックを付け、「お申し込み内容を確認する」をクリックします。
その後、お申し込み内容を確認し、問題なければ「お支払いへ進む」をクリックしてください。

次に支払い方法を選択していきます。
Xserver VPSでは、「クレジットカード」または「コンビニ払い/銀行払い」に対応しています。
どちらか支払方法を選択したら「決済画面へ進む」をクリックします。


クレジットカードなら自動更新の設定ができるので払い忘れがなくおすすめです。
クレジットカードを選択した方は、カード情報を入力して「確認画面へ進む」をクリックします。

最後に「支払いをする」をクリックして支払いを完了します。

以下の画面が表示されたら料金の支払い完了です。そして「トップに戻る」をクリックします。

支払い完了後、Valheimサーバーの自動構築が開始されます。(大体5分程度で構築が完了する)
トップ画面に戻ったら「VPS管理」を選択します。

こちらはVPSパネルというサーバー管理画面です。
右上に「稼働中」となっていたらValheimサーバーの立ち上げが完了しました!


お疲れ様でした。
これでValheimサーバーで遊べる状態になっています!

テンプレート機能とても便利ですよね!
それでは、Valheimサーバーに接続してみましょう!
Valheimサーバーに接続しよう
早速、Valheimサーバーに接続したいところですが、初回に限りやることが1つあります。
現時点では安全の為にサーバーのポート番号が全て閉鎖されています。
Valheimサーバーに接続する前に接続許可ポートを開放する必要があります。(初回のみ)
接続許可ポートを開放する
Xserver VPSのVPSパネル(管理画面)の左側から「接続許可ポート設定」をクリックします。

全て許可の「ONにする」に選択し、「接続許可ポートを設定する」をクリックします。

少し待つと接続許可ポートの設定が完了します。


これでポート開放は完了です!
Valheimサーバーに接続する
それでは、契約したValheimサーバーに接続するために、専用のIPアドレスとパスワードを確認する必要があります。
IPアドレスはVPSパネルから確認できますが、パスワードはコンソールから確認します。

コンソールを開くと黒い画面が開きます。
ここでログイン情報を求められるので、loginには「root」、Passwordには「rootパスワード」を入力します。

Passwordの入力では、打ち込んだ文字が表示されない仕様なので、1文字1文字キーボードを見ながら入力することをおすすめします。
赤線にあるValheim Server Join Passwordが「ログイン用パスワード」になります。
このIPアドレスとログイン用パスワードがValheimサーバーに参加するために必要な情報になるのでメモしましょう。

Valheimサーバーに接続する
作成したValheimサーバーに接続するには、一度SteamにValheimサーバーを登録する必要があります。
次に、Steamを起動してください。
Steam左上の「表示」を選択し、表示された項目の中に「サーバー」があるのでクリックして開きます。

ウィンドウが開くと思うので「お気に入り」を選択し、右下の「サーバーを追加」を選択します。

先ほど、コンソールで確認した「IPアドレス」とポート番号「2457」を赤枠の中に入力してください。
123.456.78.9:2457
その後、「このアドレスをお気に入りに追加」を選択します。

アドレスをお気に入り追加するとValheimサーバーが表示されます。Valheimサーバーを選択した状態で、右下の「接続」を選択してください。

次に、パスワードが要求されると思うので、IPアドレスと同じようにコンソールで表示されたValheimサーバーの「ログイン用パスワード」を入力しましょう。(rootパスワードではありません)

パスワードが入力できたら「接続」を選択します。
接続すると自動的にValheimが起動され、Valheimサーバーに接続することができます。
Valheimサーバーに接続の際に、もう一度パスワードの入力を求められるので「ログイン用パスワード」を入力しましょう。

Valheimサーバーに接続することができたら完了です!


お疲れ様でした。
これでXserver VPSでValheimサーバーの立て方は以上になります。
他の参加者にもサーバーのIPアドレスとパスワードを教えて、同じようにSteamへサーバー追加を行うとValheimサーバーに接続ができ、一緒に遊ぶことができるようになります。
Incompatible versionまたはバージョンが異なりますと表示されて参加できない場合
サーバーに参加した時にタイトル画面で「Incompatible version」または「バージョンが異なる」と表示されてしまった場合は、お持ちのValheimまたはサーバー側のValheimのバージョンが合っていないからです。
お持ちのValheim(クライアント)側でSteamからの自動アップデートがされてしまうと、Valheimのバージョンが上がります。それが原因で、Valheimサーバー側のバージョンが古くなり参加できなくなります。

要するにクライアント側とサーバー側のバージョンが同じでないといけないということです。
解決方法としては、クライアント側またはサーバー側のアップデートを行うことです。
お持ちのValheimのアップデート方法はSteamよりバージョンアップを行ってください。サーバー側のValheimアップデート方法はVPSパネルのコンソール横に電源操作があるのでこれを「再起動」を選択しましょう。
シングルプレイのワールドで遊びたい
Valheimサーバーを立てたけど、シングルプレイで遊んでいたワールドを使って、遊びたいなと思う方もいらっしゃると思います。
シングルプレイのワールドをValheimサーバーで遊ぶ方法を紹介したいと思います。
必要なソフトをインストール
パソコンからXserver VPSサーバーに接続するには、「FTPソフト」が必要です。
FTPソフトは、「WinSCP」または「Cyberduck」というパソコンとレンタルサーバー同士のファイルやフォルダ等を共有させるソフトです。
ファイル共有(転送)をする時に対象ファイルを暗号化させて送るので、転送中にファイルの中身が読み取られ悪用される心配が無いので、セキュリティ的に安全に使えます。
ワールドデータをXserver VPSサーバーに入れる
FTPソフトを起動してください。
左上の「新しいセッション」を選択します。

Xserver VPSに接続するために以下の必要な情報を入力します。

ホスト名 | Xserver VPSのIPアドレス |
ポート番号 | 22 |
ユーザ名 | root |
パスワード | rootパスワード(Xserver VPSのサーバー追加時に作成したrootパスワード) |
必要な情報が入力できたら、「保存」しておくと2回目以降のログイン時に省略することができます。
保存が完了したら「ログイン」を選択して次に進みます。
このような警告メッセージが表示されたら、そのまま「はい」を選択して問題ありません。

これでXserver VPSのサーバーフォルダに接続することができました。
左側は自分のパソコンのフォルダ等で、右側はXserver VPSのフォルダ等の画面になります。
いま表示されているフォルダは、Valheimサーバーのフォルダではないので開く必要があります。赤枠のフォルダマークを選択しましょう。

ディレクトリを開くという画面が表示されるので、以下のファイルパスを入力します。
/home/steam/.config/unity3d/IronGate/Valheim/worlds_local
入力できたら「開く」を選択します。

Valheimサーバーのワールドデータがあるフォルダが開けたら、この中にあるワールドデータ(Valheim_World)を全て削除します。

次にパソコン内のValheimワールドデータをXserver VPSサーバーへドラッグ&ドロップで導入します。
パソコン内のValheimワールドデータの場所について

Windowsキー+Rキーを同時押しすると「ファイル名を指定して実行」というウィンドウが表示されるので、名前に%APPDATA%
のファイルパスをします。
「AppData」→「LocalLow」→「IronGate」→「Valheim」→「worlds」の順にフォルダを開くとシングルプレイのワールドデータが開きます。

「ワールド名.fwl」がワールドデータ、「ワールド名.db」が建築物等データになります。

次に「ワールド名.db」の名前を「Valheim_World.db」、「ワールド名.fwl」の名前を「Valheim_World.fwl」に変更します。
最後にワールドデータの所有者が「root」になっているので、所有者を「steam」に変更する必要があります。

「Valheim_World.db」と「Valheim_World.fwl」を選択した状態で右クリックし、「プロパティ」を開きます。

所有者の「▼」をクリックして、root[0]
からsteam[1000]
を選択し、「OK」しましょう。

ワールドデータの所有者が「steam」に変わっていたら所有者の変更完了です。

あとはVPSパネルより「再起動」してValheimサーバーに参加すると移行したワールドデータで遊べると思います!

これを応用すれば、WinSCPを使ってサーバーフォルダからパソコンのフォルダにダウンロードすることでワールドデータのバックアップも可能です。
よくある質問
- Valheimサーバーをバージョンアップするにはどうすればいい?
-
Xserver VPSのVPSパネルにて「再起動」を行うと自動的に最新バージョンになります。
- シングルプレイからValheimサーバーにマップ移行はできるの?
-
できます!やり方は当記事で解説しているので参考にしてください。
まとめ
Xserver VPSで立てたValheimサーバーはいかがだったでしょうか?
テンプレート機能を使うと、難しい操作が一切なく簡単にValheimサーバーを立てられたと思います。
今まで友達や身内同士で遊びたくても遊べなかった方も、Xserver VPSなら比較的安く使えるので、とりあえず1ヶ月間で使ってみるのも良いと思います。
たくさんのお友達や仲間と一緒にValheimを楽しんでください!

最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも「揚げポテGameSV」をよろしくお願いします!