【Linux版】GTA5のFiveMサーバーの立て方を徹底解説します!【QBCore】

FiveMサーバーを立てたいけれど、「パソコン性能が悪い」「サーバー知識がない」など色々な問題で立てられない方がいらっしゃると思います。

そんな方のために、レンタルサーバー「Xserver VPS」を使って、FiveMサーバーの立て方を誰でも分かりやすく紹介していきます!
この記事では、「Xserver VPS」でFiveMのマルチプレイサーバーの立て方を分かりやすく紹介していきます。
Xserver VPSは他社より高性能のレンタルサーバーと有名なので、高負荷のFiveMサーバーに最適です。初めての方でも簡単に立てるために、この記事をマネするだけで、今すぐサーバーを立てることができます。
今回、Xserver VPSを使っていますが、他のVPS等でLinuxのUbuntu環境を構築できれば、ほとんど同じ手順でFiveMサーバーを立てられると思います。
この記事を書いた人

揚げたてのポテト
- 20代ブロガー
- ゲームサーバー運用歴10年以上
- 見やすく、分かりやすくを心掛けて書いています。
FiveMとは
既にFiveMをプレイしていて、当記事に来られた方が大半だと思いますが、念のため「FiveM」について簡単に紹介したいと思います。

FiveMとは、PC版のGTA:O(GTAオンライン)にMODという追加要素を入れて、GTA:Oと異なる遊び方で楽しめるマルチプレイサーバーのことです。
GTA:Oとの大きな違いは、主にロールプレイ(RP)を意識した立ち回りが必要なサーバーです。ロールプレイとは、ゲーム内での職業や会話をキャラクター本人になりきるという遊び方のことです。
最近では、ストリーマー界隈(スト鯖)で注目されたゲーム(VCRGTA)となっていて、配信者同士のロールプレイをワイワイと楽しんでいる様子から視聴者も感化されて、一時期、Steamの売上トップになるほどの注目度でした。

ストリーマー界隈で遊んでいるサーバーは、ストリーマー専用サーバーです。こちらもレンタルサーバーを借りて運営が行われているようです。
FiveMの由来は、GTA5(グランド・セフト・オートV、通称:グラセフ)の「5(Five)」とMODの「M」を組み合わせて「FiveM」と名付けられました。
サーバーとは
さて、FiveMでマルチプレイをするためには一緒に遊ぶ場所(サーバー)を用意する必要があります。

FiveMでは、既に有志の方が開放しているサーバーで遊ぶこともできますが、ルールが決められていたり、知らない人が多く参加しています。
そのため、ロールプレイ初心者からすると、ロールプレイの仕方が分からず、コミュニケーションが取れずに楽しめない方もいるそうです。

そんな中、自分だけのサーバーを用意することで、独自ルールを作り、身内だけ呼んで、好きなように遊べるので楽しめるメリットがあります。
必要なサーバースペック
FiveMサーバーが必要とするサーバースペックは、公式サイトによると以下の通りです。
パーツ | 最低スペック | 推奨スペック |
---|---|---|
CPU | Intel Core 2 Q6600 @ 2.4GHz AMD Phenom 9850 @ 2.5GHz | Intel Core i5 3470 @ 3.2GHz AMD X8 FX-8350 @ 4GHz |
メモリ | 8GB | 16GB |
容量 | 72GB+4GB以上(SSD推奨) | 72GB+8GB以上(SSD推奨) |
FiveMサーバーは、ゲームサーバーの中でもかなり高負荷の部類なので、要求されるサーバースペックも大きいです。
また、FiveMサーバーはゲームの世界に生活があるため、24時間365日でサーバー起動されていることが好まれます。
それらを踏まえると個人サーバーで立てるより、圧倒的にレンタルサーバーの方がサーバー費用や電気代などが抑えられるため、コスパが良くおすすめです。

国内では、数々のレンタルサーバーが存在しますが、筆者がおすすめするのは「Xserver VPS」でFiveMサーバーを立てましょう!
なぜ、「Xserver VPS」がおすすめなのか?
Xserver VPSの特徴は、大手他社より高性能+高速回線でありながら、料金も安くコスパが良いです。
以下は他社とのサーバー性能の比較になっています。

Xserver VPSは、ゲーム向けのサーバースペックを誇っているので、プレイヤーが安定したマルチプレイサーバーを提供することができます。


もっとXserver VPSについて知りたいよ!という方は上記の記事からご覧ください。
Xserverアカウントを作成する
それでは早速、Xserver VPSでFiveMサーバーを立てたいところですが、Xserver VPSを利用するには、まずXserverアカウントの作成が必要です。
既にXserverアカウントをお持ちの方はXserver VPSの公式サイトから「ログイン」して、次のステップをご覧ください。
アカウント登録は必須項目に必要な情報を入力していきます。
メールアドレスとパスワードはXserver VPSにログインする際に必ず使用するので忘れずにメモで残しましょう。

アカウント情報に入力できたら「利用規約と個人情報の取り扱いについて」をご覧になった上で、「チェック」を付けて、「次に進む」をクリックします。

登録したメールアドレスにXserverアカウントよりメールが届いています。
メールを開き、記載されている「認証コード」の数字6桁をお申込みフォームの「確認コード」に入力します。

メールに記載された「認証コード」の数字6桁をを入力してください。
入力できたら「次に進む」をクリックします。

先程入力したアカウント登録情報が表示されます。
内容を確認して間違いがないようなら一番下の「SMS・電話認証へ進む」をクリックしてください。

次に本人確認を行うために、電話番号を入力してSMS認証または電話認証を行う必要があります。

電話番号を入力してメッセージ(SMS認証)もしくは音声通話(電話認証)をクリックします。
入力できたら「認証コードを取得する」をクリックしてください。
認証方法 | 説明 |
---|---|
SMS認証【おすすめ】 | スマホ等に認証コードのメッセージが届き入力するだけ |
音声通話認証(電話認証) | 電話に出る必要があり、認証コードが分かるまで時間が掛かる |
スマホ等のメッセージに「認証コード」が届くので、申し込みフォームに認証コードを入力して「認証してサーバー申し込みに進む」をクリックしてください。


これでXserver VPSのアカウント作成は完了です!
Xserver VPSのサーバープランを決める
Xserver VPSのアカウント作成後、もしくはログインするとサーバーのお申し込みページに移動します。
ここからFiveMサーバーの性能(スペック)となるサーバープランを選んでいきます。
Windowsサーバーではなく「VPS」を選択してください。

当記事ではFiveMサーバーを立てるのに最低でメモリ8GB、快適に遊ぶならメモリ16GB以上を推奨しています。
MODを入れれば入れるほどサーバーに負荷が掛かるので8GBプラン以上は必須です。


後からでも上位プランの変更は可能なので、最低でも8GBプラン、お金に余裕があれば16GBプランは欲しいと感じました。
サーバーの契約期間を「1ヶ月・12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月」から選択します。
12ヶ月以上まとめて購入すると、1ヶ月あたりの料金が安くなる、割引キャンペーンが適用されるのでおトクに使うこともできます。

キャンペーン 9月25日(月)まで | 4GBプラン | 8GBプラン | 16GBプラン |
---|---|---|---|
1ヶ月 | 2,200円/月 割引なし | 4,400円/月 割引なし | 9,750円/月 割引なし |
12ヶ月 | 1,439円/月 | 2,879円/月 | 6,239円/月 |
24ヶ月 | 1,312円/月 | 2,549円/月 | 5,625円/月 |
36ヶ月 | 1,190円/月 | 2,240円/月 | 5,040円/月 |
例:4GBプラン(月額料金2,200円)
12ヶ月適用した場合
12ヶ月適用しない場合
- 月の途中から契約すると料金はどうなるの?
-
月の途中から契約した場合は、日割り計算に当てはまります。詳しくはこちらをご覧ください。
例えば、2023年7月20日に契約すると、2023年7月20日~7月31日の日割り計算+2023年8月1日~8月31日の月額料金で請求されます。
サーバープランを選択できたら次はイメージタイプ「OS」を選択します。
次に「Ubuntu」の「20.04(64bit)」を選択しましょう。


22.04(64bit)より20.04(64bit)の方が動作が軽いのでゲームサーバー向きです。できるだけ軽量化にしたいので「20.04」を選びましょう。
次にrootパスワードの設定になります。
rootパスワードは、サーバーを管理する時に必要になるので入力したrootパスワードは必ずメモしましょう。
半角英字、半角数字、半角記号から2種類以上を含んだ9文字以上70文字以内で入力する。

上記の入力が完了したら、Xserver VPS利用規約をご覧になった上で「Xserver VPS利用規約に同意する」にチェックを付け、「お申し込み内容を確認する」をクリックします。
その後、お申し込み内容を確認し、問題なければ「お支払いへ進む」をクリックしてください。

次に支払い方法を選択していきます。
Xserver VPSでは、「クレジットカード」または「コンビニ払い/銀行払い」に対応しています。
どちらか支払方法を選択したら「決済画面へ進む」をクリックします。


クレジットカードなら自動更新の設定ができるので払い忘れがなくおすすめです。
クレジットカードを選択した方は、カード情報を入力して「確認画面へ進む」をクリックします。

最後に「支払いをする」をクリックして支払いを完了します。

以下の画面が表示されたら料金の支払い完了です。そして「トップに戻る」をクリックします。

支払い完了後、VPSの自動構築が開始されます。(最大1日かかる場合もある)
トップ画面に戻ったら「VPS管理」を選択します。(サーバー設定中の時は待ちましょう)

こちらはVPSパネルというサーバー管理画面です。
右上に「稼働中」となっていたらVPSの立ち上げが完了しました!

初期設定
それでは、作成したVPSに接続して、FiveMサーバーを立てる準備(初期設定)を行っていきます。
慣れないコマンド操作が出てきますが、記事通りに行えば問題ありませんので安心してください。
接続許可ポートを開放する
Xserver VPSの仕様でサーバーに接続するためのポート番号が全て閉鎖されています。そのため、サーバーに接続する前に接続許可ポートを開放する必要があります。(初回のみ)
Xserver VPSのVPSパネル(管理画面)の左側から「接続許可ポート設定」をクリックします。

全て許可の「ONにする」に選択し、「接続許可ポートを設定する」をクリックします。

少し待つと接続許可ポートの設定が完了します。


これでVPSに接続する準備が整いました。
VPSに接続する
VPSに接続する方法はいくつかあるのですが、今回はWindowsパソコンに標準搭載の「Windows PowerShell(以下、PowerShell)」から接続していきたいと思います。(コマンドプロンプトでも接続できます)
Windows PowerShellを開きたいと思うので左下の「Windowsマーク」をクリックします。
アルファベット順に並んでいるアプリケーションの中から「Windows PowerShell」を探して開きます。

PowerShellのデフォルトでは日本語に対応していません。
Xserver VPSが日本語に対応していて、このままだと文字化けになり分かりづらくなるので、日本語に対応させる必要があります。
上部のWindows PowerShellで右クリックし、「プロパティ」を選択します。

プロパティの「フォント」タブを選択し、フォントを「MSゴシック」を選択して「OK」します。


これでPowerShellを日本語に対応できました。
接続するにはVPSのIPアドレスが必要なので、先程の画面から「IPアドレス」をコピーします。

PowerShellにVPSに接続する以下のコマンドを入力し、Enterキーで実行します。
ただし、「123.456.78.9」部分は、上記のIPアドレスに置き換えて入力してください。
ssh root@123.456.78.9

実行した時に「Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])?」と聞かれたら「yes」を入力し、Enterキーで実行してください。
次に以下の画面になると思いますが、こちらはVPS接続に必要な「rootパスワード」の入力を求められています。
rootパスワードはサーバープランを申し込む時に決めているので、それを入力して実行します。

- 「WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED!」と表示されて接続できない
-
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ @ WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED! @ @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ IT IS POSSIBLE THAT SOMEONE IS DOING SOMETHING NASTY! Someone could be eavesdropping on you right now (man-in-the-middle attack)!
上記のエラーが発生してVPSに接続できない場合は、以下のコマンドを順番に実行すると接続できるようになります。
ssh-keygen -R 123.456.78.9 ssh root@123.456.78.9
おそらく以下の画面に切り替わるのでこのような画面になればVPSの接続完了です。
今後はこの画面を使って、サーバーの初期設定やFiveMサーバー構築を進めていきます。

この画面でコピペするには、ショートカットの「Ctrl+C」や「Ctrl+V」が使えないので、貼り付ける時は、画面内で「右クリック」すると貼り付け(ペースト)ができるので、コマンド入力に活用してください。(コピーは別の方法です)

ここまでお疲れさまでした。
VPSの準備が整ったので、これからFiveMサーバーの立て方を紹介していきます。
サーバーの初期設定
無事にVPS接続できたので、サーバーの初期設定を行っていきたいと思います。
コマンドを使っての作業になりますが、記事通り行っていただければ問題ありません。
セキュリティ向上のために、VPS(Ubuntu)のパッケージというものをアップデートします。
apt update && apt upgrade -y

アップデートする理由(豆知識)
Ubuntuでは、各ソフトウェアが「パッケージ」という形で管理されています。
VPSは、このパッケージが古いバージョンのまま使われていることがあるので、まずは各パッケージを最新版にアップデートすることが鉄則です。
古いパッケージにはセキュリティ欠陥やバグが含まれることもあります。なので、セキュリティ向上のためにアップデートは重要になります。

このような形で初心者向けにどのようなことを行っているか、ちょくちょく説明していこうと思います。(読まなくてもOK)
実行すると、沢山の文字が表示されますが、焦らずにアップデートを見届けましょう。
アップデート中に以下の画面が表示されることがあります。
以下の画面が表示されたら、Enterキーを押します。

TABキーを押すと「了解」が赤くなるのでこの状態でEnterキーを押します。

2番目の「keep the local version currently installed」を選択して、Enterキーを押してください。
選び方は↑↓キーで選択できます。

以下の画面では、「n」を入力して実行してください。

アップデート完了
「root@x123-456-78-9」となっていればアップデート完了です。次のステップへ進みましょう。

MariaDBというデータベースのパッケージをインストールしていきます。詳しい説明は省くので気になる方はお調べください。
以下のコマンドを実行してMarisDBをインストールします。
apt install mariadb-server -y

MariaDBのセキュリティを向上させるためにいくつかの設定を行います。質問形式での設定になるので、記事通りに進めてください。
mysql_secure_installation
この質問にはVPS接続時と同様の「rootパスワード」を入力して実行します。入力は非表示なので1文字1文字を慎重に入力しましょう。

この質問は、「n」を入力して実行します。

この後も質問が続きますが、全て「y」で入力して問題ありません。

「Thanks for using MariaDB」と表示されたら設定完了です。
VPSのファイアウォールの設定を行っていきます。
デフォルトはファイアウォールが無効になっていることがあるので以下のコマンドで有効にします。
ufw enable
この時に「Command may disrupt existing ssh connections. Proceed with operation (y|n)?」と聞かれたら「y」を入力し、実行してください。
次に、ポート番号の開放を行っていきます。(以下のコマンドを順番に実行してください)
ufw allow 22/tcp
ufw allow 3306/tcp
ufw allow 30110
ufw allow 30120
ufw allow 40120
ポート番号 | プロトコル | 説明 |
---|---|---|
22 | TCP | PowerShell等の接続用ポート番号 |
3306 | TCP | データベース(MariaDB)接続用ポート番号 |
30110 | TCP/UDP | FiveMのサーバーリストの表示用ポート番号 |
30120 | TCP/UDP | FiveMサーバーの接続用ポート番号 |
40120 | TCP/UDP | txAdminの接続用ポート番号 |
ファイアウォールを設定する理由(豆知識)
先程、Xserver VPSで接続許可ポートの開放の設定を行ったと思います。
これだと全てのポート番号が開放されている状態なのでセキュリティ的に問題があります。
そのため、ファイアウォールを使用して一部のポート番号のみを開放する設定にします。

全てのドアが開放していたのを、玄関のみ開放したイメージです。
接続したファイアウォールを適用するために以下のコマンドを実行します。
ufw reload

きちんとファイアウォールが適用されているか確認してみましょう。
ufw status numbered
「Status: acitve(アクティブ)」となっていれば、ファイアウォール有効になっています。
また、設定したポート番号も表示されていれば問題無く適用されています。

事前にFiveMサーバー用のフォルダ(ディレクトリ)を作成しておきます。

Ubuntuでは、フォルダのことをディレクトリと呼びます
以下のコマンドを実行してください。
mkdir fivem_server && cd $_
実行後、「fivem_server」という画面になっていたら問題なくフォルダ作成ができています。

お疲れ様でした、これでサーバーの初期設定は完了です。

知識ある方が見ると初期設定はこれだけ?と思うかもしれませんが、初心者向けの最低限の初期設定なのでご理解くださいませ。

もっとセキュリティを高めたい!と思う方は、FiveMサーバーを立てられたらチャレンジしてみても良いと思います!
FiveMサーバーを作成しよう
ようやくFiveMサーバーを立てる準備が整ったので、FiveMサーバーを立てていきたいと思います。
色々なコマンド操作が必要になってきますが、記事通りに進めてもらえれば、FiveMサーバーを立てられるようになっているので、ご安心ください。

必ず、上記のfivem_server
の場所に移動している状態から始めて下さい。
FiveMサーバーの本体データをダウンロード
まず、FiveMサーバーの本体データを公式サイトからダウンロードしていきます。
※最新の推奨版(#5848)をダウンロード先に指定しています。
wget https://runtime.fivem.net/artifacts/fivem/build_proot_linux/master/5848-4f71128ee48b07026d6d7229a60ebc5f40f2b9db/fx.tar.xz

本体データは圧縮フォルダになっているので、以下のコマンドで解凍(展開)します。
tar -xvf fx.tar.xz && rm fx.tar.xz

これで必要なデータはダウンロードは完了です。
あとはMariaDBのユーザー設定を行います。
MariaDBのユーザー設定を行う
次にMariaDBを管理するためのユーザー設定を行います。

以下のコマンドを実行して、MariaDB(MySQL)に接続します。
mysql
次にMariaDBのユーザーを追加し、パスワードを設定します。(username
とpassword
にはご自身で決めたユーザー名とパスワードに置き換える)
create user 'username'@'%' identified by 'password';
MariaDBで追加したユーザーに権限を付与します。(username
とpassword
は、上記の追加したユーザー名とパスワードに置き換える)
grant all privileges on *.* to 'username'@'%' identified by 'password';
これらのユーザー設定をMariaDBに適用します。
flush privileges;
これでMariaDBに関する全ての設定が完了しました。
上記の設定が完了したら以下のコマンドでMariaDBから切断します。
exit

次にFiveMサーバーを起動してtxAdminに接続していきます。
FiveMサーバーを起動しよう
FiveMサーバー(FXServer)を起動して、txAdminというサーバー管理ツールに接続します。
screen -S fivem bash ./run.sh

以下のコマンドでサーバーを起動するためのfivem_server
に移動します。
cd fivem_server
このようなサーバーログが流れたらFiveMサーバーの起動完了です。
Use the PIN below to registerに表示された「4桁のPINコード」をメモしてください。


PowerShellは閉じずに、次のステップへ進んでください。
FiveMサーバーのライセンスキーを発行する
txAdminの接続やFiveMサーバーの公開時に、ライセンスキーが必要になるので、FiveMサーバーをFiveM公式に登録して、ライセンスキーを発行する必要があります。
登録するには以下のリンクを開いてください。
ページを開くと、このような画面になるので、「Sign in」をクリックして、Cfxアカウント登録を行います。

「Create your account」をクリックして、Cfxアカウント登録画面に切り替えます。

アカウント登録のメールアドレスやユーザー名、パスワードを入力して「Create your account」で完了します。

登録したメールアドレスに承認メールが届くので、確認してください。

以下のような承認メールが届くので記載されているURLをクリックして、承認ページへ移動します。

「Click here to activate your account」をクリックして、アカウントの承認してください。

これでCfxアカウント登録は完了しました。

このサイトはMODをダウンロードする時にも使われるので、アカウント情報は大切に保管しておきましょう。
次に、FiveMサーバーを登録して、ライセンスキーを発行するので、「Register a new server」をクリックして、サーバー登録画面に移動します。

サーバー情報を登録していきます。登録する情報は以下の通りです。
基本的にIPアドレス以外は入力できれば良いので、適当で問題ありません。
Display name | サーバー登録名を入力 |
Initial server IP address | VPSのIPアドレスを入力 |
Server type | レンタルサーバーはVPSを選択 ※パソコンの場合はOther/Home hostedで良い |
Which server provider are you using? | VPSのサービス名を入力 ※入力できれば何でもよい |
サーバー情報を入力できたら、Google Botにチェックを入れ、「Generate」をクリックしましょう。

これでFiveMサーバーのライセンスキー発行が完了しました。
Keyの「Copy」をクリックして、ライセンスキーをコピーしましょう。あとで使うのでメモしておいてください。

txAdminに接続する
次に、FiveMサーバー管理ツールの「txAdmin」に接続するために、以下のURLをブラウザのアドレスバーに入力して検索してください。(123.456.78.9はVPSのIPアドレスに置き換える)
http://123.456.78.9:40120

txAdminの画面になったら、先程の「4桁のPINコード」を入力して「Link Account」をクリックします。

ログイン画面が表示されるので、ライセンスキーを発行したCfxアカウント情報を入力して、「Log in」をクリックします。

CfxアカウントとtxAdminを連携するか確認されるので「CONTINUE」をクリックします。

次に、ログインできなくなった時のバックアップパスワードを設定する必要があるので、新しくパスワードを設定してください。「Password」と「Confirm Password」には同じパスワードが必要です。
入力できたら、同意にチェックし、「Create Master Account」をクリックします。

これでtxAdminに接続完了しました。
FiveMサーバーのセットアップを行う
txAdminを使って、FiveMサーバーのセットアップを行います。
そのまま「Next」を選び、次のステップへ進みます。

サーバー名を入力し、「Next」を選び、次のステップへ進みます。

「Popular Recipes」を選び、次のステップへ進みます。

MODを導入する前提MODを選択します。
特に理由がなければ、「QBCore Framework」を選び、次のステップへ進みます。

QBCoreのデータ保存場所を指定します。
このままでも良いですが、デフォルトの名前が長いので、「Change Path」をクリックします。

「QBCoreFramework_XXXXX.base」から「QBCore」に変更し、「Save」をクリックします。

最後に「Go to Recipe Deployer」をクリックして、セットアップ完了です。

FiveMサーバーの設定を行う
次にFiveMサーバーの設定を行います。ここでは、QBCoreとサーバー設定を生成します。
そのまま「Next」を選び、次のステップへ進みます。

FiveMサーバー情報を入力します。
ライセンスキーを貼り付けた後に「Show/Hide Database options (advanced)」をクリックして詳細を開きます。
項目 | 説明 |
---|---|
License Key | ライセンスキーを入力 |
Database Host | VPSのIPアドレスを入力 |
Database Port | 3306(変更しない) |
Database Username | MariaDBで作成したユーザー名 |
Database Password | MariaDBの作成したパスワード |
Database Name | 上記のセットアップで指定したQBCoreのデータ保存場所 |
Delete Database | OFF(変更しない) |
全て入力できたら「Run Recipe」をクリックすると、セットアップをもとにFiveMサーバーの構築が始まります。

- Run Recipeをクリックしてもエラーが表示されて先に進めない。
-
もしかしてこのようなエラーですか?
Database connection failed: connect ECONNREFUSED 123.456.78.9:3306 If you do not have a database installed, you must download and run MySQL or MariaDB.
このエラーの場合は解決方法があるので、以下の手順で進めてください。
Run Recipeが実行できないエラーの解決方法
まず、PowerShellのサーバーログから退出する必要があるので、PowerShellの画面をどこでもいいので1回クリックします。
その後、キーボードの「Ctrl+A」キーを1回押し、続けて「D」キーを1回押すと退出できます。
以下のコマンドを実行し、MariaDBの設定ファイルを開きます。
nano /etc/mysql/mariadb.conf.d/50-server.cnf
設定ファイルの「bind address = 127.0.0.1」を「bind address = 0.0.0.0」に変更します。
※カーソル位置の移動は、「←↑↓→」キーを使って移動します。
変更できたら、キーボードの「Ctrl+O」キーを1回押し、続けて「Enter」キーを1回押すと内容を保存できます。
その後、「Ctrl+X」キーで設定ファイルを閉じます。
最後にMariaDBの設定ファイルを適用するために、以下のコマンドを実行します。
systemctl restart mariadb
特に何も表示されませんがこれで解決したと思います。もう一度、上記の「Run Recipe」をクリックして正常に実行できるかご確認ください。
進捗バーが「DONE」になったら完了の合図です。「Next」をクリックします。

FiveMサーバーのサーバー設定が表示されるので、「Save & Run Server」をクリックします。

この画面になったらすべて完了です。


お疲れさまでした、これでFiveMサーバーを立てることができました。
あとはFiveMサーバーに接続できるか確認しましょう。
FiveMサーバーに接続しよう
FiveMクライアントをインストールしてない方は、以下のリンクよりクライアントをダウンロード後、インストールを済ませてください。


FiveMクライアントを起動できる状態になったら、次のステップへ進んでください。
FiveMクライアントを起動して、左上の「Play」を選択します。

上部の検索バーに>123.456.78.9
と入力すると、該当のFiveMサーバーが表示されるので、Enterキーでサーバーに接続を開始します。

FiveMサーバーに接続が開始するとこのような画面に切り替わります。

キャラクター作成画面に切り替われば、FiveMサーバーの接続完了です!

2回目以降にFiveMクライアントを開くと、最後に接続したサーバーが表示されます。
ハートをクリックするとお気に入り登録できて、サーバー接続が簡単になるのでおすすめします。

FiveMサーバーのサーバー設定やMOD導入方法
FiveMサーバーのサーバー管理は、「txAdmin」を使って行うことができます。
txAdminはFiveMサーバーの停止や起動、再起動など様々なサーバー管理を行えて非常に便利です。




執筆しているのでもう少々お待ちください…!
当Twitterにて進捗を報告しているので宜しければフォローしてお待ちください!
よくある質問

お問い合わせはできるだけ、当記事のコメント欄にお願いします。
解決した際に他の方も参考になるで…。
- FiveMをプレイするとGTA:OからBANされると聞きましたが本当ですか?
-
FiveM公式サイトでも明記されていますが、FiveMをプレイする上ではGTA:Oの規約には違反されないのでBANされることはありません。
- FiveMサーバーはPC版以外の端末(プラットフォーム)では参加できませんか?
-
参加できません。
FiveMは、PC版のプラットフォームのみに対応しているので、他のPS4やXbox等には対応していません。
- FiveMサーバー(txAdmin)をアップデートするにはどうすればいいですか?
-
まず、txAdmin単体のバージョンアップはできないので、FiveMサーバーと一緒にアップデートする必要があります。詳しくは以下のアップデート手順をご覧ください。
アップデート手順
STEPtxAdminからサーバーを停止するtxAdminの「Dashboard」を開き、Server Controlの「STOP」でサーバーを停止します。
STEPFiveMサーバーの本体データをダウンロードするVPSに接続したPowerShellから以下のコマンドで
fivem_server
に移動します。cd fivem_server
次にFiveMサーバーのアップデートしたい本体データのURL(リンクアドレス)を取得します。
取得したリンクアドレスは以下の「本体データのURL」に置き換えて、コマンドを実行します。
wget 本体データのURL
ダウンロードできたら、解凍コマンドを実行します。
tar -xvf fx.tar.xz && rm fx.tar.xz
STEPScreenを停止する以下のコマンドで起動中のScreenを開きます。
screen -r
その後、「Ctrl+C」キーを押し、Screenが閉じてコマンド入力画面に戻ったらOKです。
STEPFiveMサーバーを起動する最後にFiveMサーバーを起動させたらバージョンアップ完了です。
screen -S fivem bash ./run.sh
バージョンの確認は右下から確認できます。
- Windows版のFiveMサーバーの立て方も紹介してもらえませんか?
-
紹介することは可能ですが、FiveMサーバーを運営している多くの方は、Linuxに対応したレンタルサーバー(VPS)を使っていて、どれほどWindows版で需要があるか分かりません。
当コメント欄にて要望の声が多ければ、別記事で紹介したいと思います。
- VPSを再起動したらtxAdminに接続できなくなりました
-
VPSを再起動したり、何らかの原因でサーバーが終了すると、自動的にFiveMサーバーも停止するのでtxAdminにも接続できなくなります。
以下は、PowerShellからVPSに接続した際のFiveMサーバー起動までの手順です。
cd fivem_server screen -S fivem bash ./run.sh
サーバーログから退出サーバーログからの退出方法は、PowerShellの画面をどこでもいいので1回クリックします。
その後、キーボードの「Ctrl+A」キーを1回押し、続けて「D」キーを1回押すと退出できます。
まとめ
初めて立てたFiveMサーバーはいかがだったでしょうか?
今までFiveMサーバーの立て方は、海外の記事ばかりで英語が苦手な方にとっては、なかなか難易度が高かったと思います。当記事を作成したことにより、FiveMサーバーを立てられる人が増え、盛り上がればいいなと思います。
今まで友達や身内同士で遊びたくても遊べなかった方も、Xserver VPSならコスパ良く使えるので、とりあえず1ヶ月間で使ってみるのもありだと思います。
たくさんのお友達や仲間と一緒にGTAのFiveMサーバーを楽しんでください!

最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも「揚げポテGameSV」をよろしくお願いします!
PowerShellからVPSに接続するところで困っているのですが、
Windows PowerShellを開いて、手順にそって操作を行っていたのですが
IPアドレスを入力してEnterを押した後、
『root@XXX.XX.XX.XXX Permission denied (publickey).』
という、文字が出て来て翻訳をかけたところ「アクセス許可が拒否されました(公開鍵)」
と言われて操作が先に進みません。何か解決方法はないでしょうか?
お忙しい中すみません。
無料のおすすめのスクリプトってありますか?
銀行強盗はどうやってできますか?
対象の素材を持っているのにメカニックで大勝の素材がないと言われます
カジノの入り方がわかりません